ものづくりマイスター活用事業 第4回

ものづくりマイスター活用事業 第4回

令和2年10月23日(金)5・6限を利用して第4回ものづくりマイスター活用事業を実施しました。(有)服部庭園 服部 勝之先生を講師にお迎えし、環境デザイン科3年造園専攻生を対象に卒業庭園の作庭「竹垣の施工」を行いました。竹垣は素材である竹のもつ美しさを生かして作られた垣根であり、わが国の伝統的な匠の技といっても過言ではありません。竹垣の基本構造は、両側の「親柱」の間に「間柱」を建て、背の高さに応じて横に「胴縁」を数段渡して骨格とします。その胴縁に「立子」を縦使いに取り付けます。今回は、竹垣の中でも最も簡素な垣で、向こう側が透けて見える透かし垣「四つ目垣」を作製しました。

親柱に胴縁を取り付けます。竹挽鋸を使用し竹の末口側を「節止め斜め切り」にします。
竹は一見真っすぐに見えるが芽の脇から見ると節ごとにジグザグに見えます。そこで胴縁の竹を正面から見て真っすぐに見えるよう、芽を真横にして取り付けます。
胴縁と立子のすべての交点をシュロ縄で「後ろ十字あや掛けイボ結び」で結束します。